パートナー企業ジェネシスと共にIoT事業を推進
IoT時代の日本のハードウェアを担う

 


Key Person

 株式会社ジェネシスホールディングス 代表取締役社長 藤岡 淳一担当者写真①

製造一筋でモノ作りに従事し、中国でジェネシスホールディングス社を創業。中国・深圳に日本向け製品に特化した自社工場を設け、顧客ニーズに合わせた小ロットで自由度の高いスマートデバイスを企画・開発・製造し、格安スマホ市場の起因となる「イオンの格安スマホ」を提供して急成長を遂げた。2015年にネオスのグループ会社となり、IoT事業におけるパートナーとして活躍。ハードウェアでベンチャーを目指す若い人材の育成にも情熱を注ぐ。


 

「サービスを実現するためのハード」を目指して
担当者写真①
 私が中国でジェネシスを創業したのは、テレビがアナログ放送から地上デジタルへと移行した2011年です。当時は、デジタルチューナーの液晶テレビやDVDプレイヤーといったデジタル家電を中心に、製造受託および品質管理の代行を行っていました。
 その後、PCやタブレット端末の領域にも手を広げ、中国深圳に工場を設立。ファブレスで工場を持たない経営が主流だったなかで、あえて自社工場を持ち、小回りを利かせて日本のお客様のニーズに細かく対応できることを「売り」にしたところ、お客様からの評判がよかったのです。自社生産は安心ですし、品質面にも目が届くということで受注が広がりました。

 一方で、円安が急速に進んだことで為替の差損赤字が生じたことがあり、経営の健全化を目的に、上場企業とパートナーシップの模索もしていました。その時に、ネオスとのご縁があったのです。パートナーシップについて幾つかの会社とお話をさせていただくなかで、業種的にはネオスが一番遠かった。でもハードウェアだけのコストで勝負できる時代は終わったと感じていたので、IT企業の切り口でソフトやアプリから見たハードウェアを、ネオスと一緒に目指したいと考えました。ハードがすべき部分をハード屋である私たちが担い、アプリ開発やプロモーションなどネオスの得意とするクラウドやネットワーク上のサービスと分担できれば、私たちのコスト競争力もより活かせます。また、お客様のメリットも大きい。はっきりしていたのは、「サービスを実現するためのハード」を目指すということです。

 

ワンストップでのソリューション力を強みに

製品画像【Tap me 2】

 ネオスと組むことで明らかなシナジーが認められたのは、玩具メーカーのメガハウスが展開するキッズ向け端末【Tap me 2】の開発です。もともとネオスは、初代【Tap me】のアプリやインターフェイス、サービスを含めた開発に従事していましたが、端末はメガハウスが独自に調達していた。つまり、一つのモノを作るのに別々の会社に発注していたわけです。【Tap me 2】では、ネオスが“ハード”も“アプリ”も“サービス”もすべて一括して受注し、ハードの部分を私たちに任せていただきました。ジェネシスでは中国の自社工場で、子どもがより安全に使えるようにピンクや水色の保護カバーなどを独自に調達し、生産時にはネオスが開発したアプリを全部インストールしてから直接出荷する体制をとりました。精密機械は動作に不具合が出た場合、ハードとソフトで扱う会社が違うのが通例ですが、それだと原因の究明に時間がかかり、互いに原因を押し付け合う事態に陥りがちです。私たちの場合は、一緒になって問題解決に当たりますから、クライアントも安心度が高い。このシナジーは絶大でした。

 ジェネシスにハードとソフトの開発を一括して依頼する、もしくはネオスにアプリとハードの開発を一緒に頼む案件が今後ますます増えていくと思います。【Tap me 2】に関しても、品質が以前の機種よりも非常に安定しているとクライアントから褒めていただき、タブレット端末以外のお話もいただけるようになっています。

 

「日本のIoT機器の専用工場」を構築

 IoTの「主語」は機械や端末ではないと私は思っています。端末の製造しかできない会社にとって、IoTは今までの製造と何ら変わりません。インターネットと端末を組み合わせて世の中が便利になる、今までできなかったことが新たにできるようになることが重要です。
 ネオスはスマートフォンなどに向けて、コンテンツやサービスを提供してきましたが、クライアントがデバイスを使って新しいサービスにチャレンジする時に、必ずハード面のハードルがあります。特に低価格で小ロットでサービスを実現するためのソリューション事業を構想する場合、ネオスとジェネシスは他と比べるものがないほど良好なパートナーです。すでに、VR(バーチャルリアリティ)の新技術を採り入れた案件も進んでおり、近いうちに「IoTってこういうことなんだ!」とユーザーやクライアントに驚いてもらえるサービスをお披露目できると思います。担当者写真③

 住宅関連のホームICTや、ロボットなどの開発製造案件にも着手し始めています。こうしたIoT事業の進展を見据え、2016年5月に中国自社工場を拡大いたしました。先日、池田社長にも工場予定地を視察してもらいましたが、私たちはそこをIoT機器の開発から生産までワンストップで受けられて、しかも小ロットなどきめ細かい対応までできる「日本のIoT機器の専用工場」にしようと考えています。

 製造業は日本人の特長が活きる分野です。しかし、何もしなければ、グローバルな時代の流れのなかで、これまで引き継がれてきたモノ作りが絶えてしまうでしょう。そうさせないために、私は日本の製造業を仲間と一緒に盛り上げ、道を作って若い世代に引き継いでいきたいと思います。

 

▼ネオスとジェネシスの取り組み事例

教育分野における日本最大の専門展教育ITソリューションEXPOにネオスが初出展~最先端技術と学習メソッドを掛け合わせた学習・知育アプリを多数展示~

▼ジェネシスHPはこちら

https://www.jenesis.jp/

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