【ネオス最前線】
ANAチケット予約システムに最適なUIを提供

スマートフォンの利便性向上のカギとなるUI


Key Person担当者写真①

サービスソリューション事業部 マネジャー 並木 聡

前職はデザイン制作会社でプロモーション系のWEBデザインに携わっていたが、ビジネス系の領域や、自社案件を創る仕事をしたいと考え、ネオスに入社。UI構築などのプロジェクトをマネジメントしている。現在は「子育て」に夢中。休日は愛娘とテーマパークや公園でふれあう良きパパ。


 

ANAチケット予約サイトのUI構築プロジェクトを統括

ANAチケット予約サイト
 制作チーム全般のマネジメントを中心に、プロジェクトリーダーとして大型案件のUI(ユーザーインターフェイス)構築などを行っています。「ANA SKY MOBILE」のチケット予約サイトの案件についても、座席指定に関するUI構築から本格的に携わりました。
 航空チケットの予約システムは、全国の旅行会社等の窓口業務とリアルタイムに連携するなど、非常に複雑かつ大規模なものです。その巨大なサービスに関わる仕事をするうえでは、自分たちのパートに限らず、全体の仕組みをある程度は把握しなければなりません。また、お客様の組織の規模が大きい場合は、いろいろな部署や担当者とのやりとりが生じるため、情報共有などの調整をいかに効率よく進めるかということも重要になります。

 「ANA SKY MOBILE」のチケット予約サイトのUI構築については、そのようなマネジメントの配慮に加えて、技術的にはスマートフォンの狭い画面の中で膨大な情報量をいかにわかりやすく表示するかに苦心しました。また、今回の予約サイトで対象となる航空機は三十数機種もあって、それぞれに座席の配列が違うため、その全パターンを考慮した画面づくりも求められました。しかも、単なるグラフィックではなく、座席ごとに予約などに関するプログラムが紐付いたグラフィックデータですから、技術的にさまざまな制約も伴います。そうした条件の中で、「いかに効率よく、わかりやすく表示するか」ということに取り組みました。
 一方で、お客様への説明においては、紙面ではなく実際の画面で動きを見てもらわないとなかなか理解していただけませんので、画面の設計をする度に小松さんに相談してプロトタイプ(試作品)をつくり、効果的な提案を行うことで納期目標をクリアしていきました。

 


Key Person

担当者写真②サービスソリューション事業部 小松 学史

もともとフリーランスの技術者として、ネオスとはスマートフォン向けサイト作成等に関わっていた。3年半前から常駐スタッフとなり、2013年8月に正式に社員として入社。趣味は、学生時代から続けているアーチェリーで、都の団体戦優勝の経歴を持つ。週に2日、都内の大学でデジタルコンテンツ制作の講師も兼務している。
自らも作り手となりながら、テクニカルディレクションを遂行


 

自らも作り手となりながら、テクニカルディレクションを遂行

ANAチケット予約画面 

 「ANA SKY MOBILE」のチケット予約サイトのリニューアルには約一年前から関わり、主にお客様のサーバ側の要望に応える技術的なフロントの立場として、テクニカルディレクションなどを行っています。いわば、UIを中心とする「見た目の部分」と、それを動かすための「機能的な部分」をつなぐ役割です。その他に、実作業としてHTML5やJavaScriptでコードに落とし込む形にしたり、お客様に提案するプロトタイプをつくったりもしています。
 当初、お客様の要望は、フィーチャーフォンで主流だったフラッシュに替わる新しい技術を積極的に取り入れ、スマートフォンとしての機能や見やすさを活かしたサイトにしたいというものでした。その後、PCやタブレットでの使用などマルチデバイスへの対応を見すえたものにしたいという要件が追加されました。私たちは、この2つの条件を両立する技術としてHTML5を採用し、提案したのです。

 大変だったのは、ふつうのWEBサイト作成のワークフローが通用しなかったことです。既存のパターンなら、お客様のサーバ側からリクエストされたものを作成して、修正期間があって、納品という流れですが、本プロジェクトでは新しい要因が複雑に絡んだために、作成後に組み込んでから修正どころではなく「仕組みレベルからやり直す」ケースも発生し、ワークフローの見直しが必要になりました。そこで、トライアンドエラーを前提とし、作成後に組み込んでテストしてもらって、双方で修正点を詰めていくプロセスを見越したワークフローを提案し、対応していきました。
ネオスにスマホの黎明期から取り組んできた実績と、スマホ対応のソリューションの技術・ノウハウの蓄積があるからこそ、こうした対応も適切に行えたと思っています。

 

それぞれの「やりがい」を、さらなる成長に向けて

 
 ネオスでは、仕事を通じて新しいことに初期の段階から携われるチャンスがあるので、やりがいがあるし、「アンテナを張って新しいことを吸収したい」と思うことができている気がします。また、受託案件で培ったノウハウをフィードバックさせて自社サービスに活用できるところも面白いと思いますね。ネオスは技術力のイメージがあると思いますが、私はデザイナー出身で制作チームをマネジメントする立場として、「デザイン力が強い」ことをアピールできるよう取り組んでいきます。(並木)

 私は、フリーランス時代から、「いいものをつくりたい」というスタンスが基本。これは今後も変わらないと思いますが、最近、自分の特性というものがあらためてわかってきました。それは、「人の話を聞いて引き出したり、説明してカタチにするのが得意」ということです。これからもそうした仕事を喜びとして、お客さまの要件をしっかりと引き出したうえで、いいものを提供していきたいと思います。将来的には、人の目により多くふれるコンテンツ、例えばデジタルサイネージなどの分野にもチャレンジしてみたいと思っています。(小松)

担当者対談

 

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