【ネオス最前線】Salesforce ソリューション事業
~進化するプラットフォームにアプリ開発・UI/UX の知見を載せて~

サービスアウトライン

 

 ネオスは2018年6月、世界15 万社以上に導入されている営業支援(SFA)/顧客管理(CRM)プラットフォーム「Salesforce」を提供する株式会社セールスフォース・ドットコムの正式なコンサルティングパートナーに認定されました。アプリやシステム開発のノウハウ、及びUI/ UX 等の専門的知見を強みとしたSalesforce ソリューションを展開しています。
 Salesforceはクラウド型のプラットフォームのため、サーバー構築の手間がなく手軽に導入・運用する事ができ、顧客管理機能による営業やマーケティング支援はもちろん、アプリやシステム開発プラットフォームとしても活用することが可能です。

 ネオスには、Salesforceの認定資格保有者が複数名在籍しており、Salesforceのプラットフォームを用いた営業・マーケティング支援から、アプリ・システム構築、業務フローに応じた画面のカスタマイズまで、顧客の営業プロセスやサービスの最適化に向けたSalesforce 活用をサポートしています。

Key Person
サービスソリューション事業部Salesforce事業担当者
Salesforce認定 SalesCloudコンサルタント 佐藤夕佳

 ネオスには事業部の庶務として入社し、約1年後からSalesforceソリューションのプロジェクトに参加。Salesforceと関連するITの知識を一から勉強し、Salesforce認定Sales Cloud コンサルタントの資格も取得して活躍中。「ネオスでは勉強も仕事につながるものとして認めてもらえるような社風があり、時間の使い方をある程度任せてもらえる環境なので頑張れています」(佐藤さん)。趣味はサッカー観戦。休日には柏レイソルの年間シートでビールを持って熱く応援している。
※写真はSalesforceマスコットキャラクターと共に

「Salesforce事業」詳細ページ https://ss.neoscorp.jp/service/salesforce.html

 


 

AIが搭載された先進型プラットフォームをクラウドで手軽に導入・活用Salesforce事業担当者

 SalesforceはもともとSFAやCRMの領域で知られていますが、最近ではSalesforceのプラットフォームを使って一般消費者向けのアプリを作ったり、ECサイトを構築したりと、今までのSFA、CRMにはとどまらない多彩な使い方ができるプラットフォームのサービスに進化しています。加えて、EinsteinというAIが標準で搭載されており、別途契約が必要な部分はありますが、AIが活用できるプラットフォームが提供されています。
 Salesforceの特徴として、1つのプラットフォームを多くの企業が使えるマルチテナントという形態があります。プラットフォームをマンションに例えると、1つ1つの部屋を企業が使用しているが鍵がかかって他の人が入れなくなっているようなイメージですね。そのためSalesforceでは高度なセキュリティ技術によりデータが保護されており、セキュリティが担保された状態でアプリやシステムなどの開発が可能です。今まで「クラウドなんてとんでもない」と捉えていた企業もSalesforceならば、と使い始めているところも多くあり、昨年総務省でもマイナンバーのポータルサイト構築にSalesforceが採用されています。
 また、Salesforceは、初期導入に何千万も投資して償却していくひと昔前のモデルではなく、プラットフォームを月額利用料で提供し続けていくサブスクリプションビジネスモデルを最初に始めた企業だと言われています。つまりは初期導入のハードルが低く、インフラ部分もあらかじめ組み込まれているので、非常にスピーディーに導入することができます。

 昨今、多くの企業がクラウドに移行していく過渡期にあるなかで、Salesforceへの注目度はますます高まっています。ネオスとしてもこれまで様々なシステムやアプリケーションを独自開発してきましたが、こういった時代の流れをとらえ、またSalesforceを導入されているお客さまも増えている背景もあり、今後Salesforceを通してお客さまとのパイプを今以上に強めるべく今回の取り組みに至りました。Salesforceの開発には特有のプログラミング言語や独自の設定方法などがあり、人材育成も含めて準備が必要となるため、Salesforce開発の事業化を視野にプロジェクトを組み、今年2018年の3月にはサービスソリューション事業部の中にSalesforceソリューショングループが立ち上がりました。

 

コンサルティングパートナーとして成長への体制づくりを推進

 Salesforceにはパートナー制度があり、パートナーになる条件がいくつかあるので、私たちはその準備を進めてきました。そして、今年6月にコンサルティングパートナーの認定を正式に受け、ビジネスの活動を開始しました。個人としても各メンバーがSalesforceの認定資格を取得し、今、ネオスとしては「アドミニストレーター」という管理者向けの資格、「Platformデベロッパー」という開発者向けの資格、そのほかに「アプリケーションビルダー」「Sales Cloudコンサルタント」、そしてSalesforceの製品の一部であるMA(マーケティングオートメーション)Pardotの「Pardotスペシャリスト」と計5種類の資格を保持しております。Salesforceソリューション Salesforceは、年3回、最新テクノロジーを使用したバージョンアップが自動的にされるため、とても多くの機能が提供されています。例えば基幹システムをSalesforceに載せ替えることも可能ですし、それぞれのビジネスや業務フローに合わせて柔軟に設計や開発ができるため、Salesforceのビジネスは今後も広がっていくと考えています。また、最近は中小規模向けに低価格で利用できるライセンスも展開され始め、中小企業での導入ハードルも低くなっています。導入する企業が増え、より使いやすくするために開発が入る余地も広がると、私たちのソリューションビジネスのチャンスも広がります。

 ビジネスの案件としては、セールスフォース・ドットコムからの発注と、自社のお客様からの直接の受注という2つの流れがあります。前者については、Salesforceのパートナーは既に数百社あり、「実績ありき」の世界なので、パートナーになったからといってすぐに案件を発注されるものでもありません。まだ今は、Salesforceの営業の方たちに「ネオス」というパートナーがあることを知ってもらう活動が必要な時期で、そのためのパイプ作りと提案に注力しているところです。

 

培ってきた技術とノウハウを活かし「Salesforceソリューションのネオス」へ

 Salesforceの既存パートナーの多くはSalesforce製品の開発はできても、それと連携したWebサイトやシステム、モバイルアプリの開発や、入力しやすく見やすいデザインなどの周辺領域まではなかなかカバーできていないようです。しかし、ネオスはそうした周辺領域も丸ごとカバーできるという強みが発揮できると考えています。 

 また、今年6月に政府が「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」を定め、クラウド・バイ・デフォルト原則(クラウドサービスの利用を第一候補として検討すること)を掲げました。これを追い風にすべく、セールスフォース・ドットコムは自治体向けのサービスを一緒に開拓していけるパートナーを求めています。その一環として、先日セールスフォース・ドットコム主催の自治体向けビジネスコンテストがあり、ネオスではEinsteinの画像解析機能を活用した廃棄物分別アプリ「Gomi SAMURAI」を提案したところ、大賞を受賞することができました。現在、その実用化に向けての取り組みにも注力しているところです。更に、ネオスの自社プロダクト、例えば歩数計アプリ「RenoBody」を使って自治体職員の健康管理をしたり、住民向けのウォーキングイベントを提供できる仕組みをSalesforceと組み合わせて提案したりすることも考えています。

Salesforceソリューション大賞を受賞した自治体向けアプリソリューション「Gomi SAMURAI」

Salesforce事業担当者

 

 一方で、サーバーの老朽化に伴うシステムのリプレイスや、複雑な処理の自動化といった自社のお客様のSalesforce案件はそのまま開発実績になります。そのため、ネオスと取引のあるお客様でSalesforceを使われているところがあれば、サービスソリューション事業部内の企画営業グループと連携して提案させていただくような取り組みもしています。 

 そうした活動で社内外ともに認知度を高めつつ、ソリューションの手段としてSalesforceがある場合にネオスの名前が挙がってくるようにすることが私たちの今のミッションです。Salesforceという先進のプラットフォームに、ネオスが培ってきた技術やノウハウを存分に発揮できる環境をつくっていきたいと考えています。

 

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